イベント・祭り

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■ 花火の幕が上がる瞬間

信濃川の川風がひんやりと頬に触れ、観覧席全体が暗闇に包まれる。右岸ベンチマス席に腰を下ろした私は、心臓の鼓動が自然と速まるのを感じていた。周囲のざわめきが一瞬すっと引き、夜の空気が張り詰めたとき、最初の一発が打 ...

イベント・祭り

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■ 東京出発、夏の長距離ドライブが始まる

8月3日、夏の日曜日。まだ陽が高くなる前に東京を出発した。目的はただひとつ、日本三大花火のひとつ「長岡まつり大花火大会」。夜には信濃川両岸が光と音の洪水に包まれる。その一瞬を目に焼き付けるために ...

旅行記

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1. 浄土ヶ浜の朝

旅の二日目は、宮古市の象徴ともいえる浄土ヶ浜から始まりました。宿泊した浄土ヶ浜パークホテルを出ると、冷たい潮風が頬を打ち、冬の海らしい凛とした空気が体を包みます。遊歩道を歩くと、白い石英安山岩の岩肌が海に突き出し、波 ...

旅行記

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1. 鉛温泉 藤三旅館──足元から湧く湯に包まれて

福田パンでの昼食を終え、午後は車を走らせ花巻方面へ。雪をまとった山々に囲まれた谷に入ると、そこに「鉛温泉 藤三旅館」がありました。創業600年ともいわれる歴史を誇るこの宿は、木造の建物 ...

旅行記

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1. 北上展勝地で出会った桜並木の風景

旅の始まりは北上市の「北上展勝地」でした。ここは桜の名所として全国的に知られ、約2キロにわたって桜並木が続きます。訪れたのは春を目前にしたまだ肌寒い季節でしたが、木々はすでに蕾を膨らませ、川沿いの ...

イベント・祭り

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夕方の涼しさがすっと背中に入り込み、会場の空気が切り替わる。自由席のあちこちで、膝の上に上着を掛ける人、飲み物を買い足しに立つ人、カメラの設定を確かめる人。私たちのシートはペグでしっかり固定済み。座面にこもる地熱がじわりと膝に伝わり、 ...

イベント・祭り

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新宿の朝は、通勤と行楽が混じり合う独特のざわめきがある。改札を抜け、小田急線のホームへ向かうと、ホーム端に積まれた広告ラックの紙の匂い、発車を知らせるチャイムの短い旋律、行き先表示の電光掲示—それらが一気に「旅のスイッチ」を押してくれ ...

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1. 港町にそびえるタワー、冬のセリオン

田沢湖駅からの移動を経て、夕暮れ時に辿り着いたのは秋田市の港にあるランドマーク「あきた港セリオン」でした。高さ143メートルのガラス張りのタワーは、冬の曇天の下でひときわ存在感を放っており、雪を ...

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出発と田沢湖駅での第一歩

2月、冷たい北風が吹く東京を出発し、新幹線に揺られて3時間余り。到着した田沢湖駅のホームに足を踏み出した瞬間、身を刺すような寒さと同時に、どこか心地よい静けさに包まれました。木とガラスを組み合わせた駅舎の造りは ...

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1. 東洋一の海岸線に抱かれたレストランでの朝食

二日目の朝は、男鹿半島の海岸沿いにあるレストランから始まりました。冬の日本海は一面の鉛色で、波が白く砕ける音が窓越しに響きます。「東洋一」と称されるその海岸線は、荒々しさの中に力強い美し ...